今月のつぶやき
2019年4月のつぶやき
◇余裕がなければ遊べない
16パズルを知っていますか。
4×4の正方形のタイル状のものに番号がつけてあって、最初はバラバラになっている数字を順番に合わせていくパズルです。数字の代わりに絵を完成させるタイプもありますが、基本は同じですね。
4×4の正方形のタイル状のものに番号がつけてあって、最初はバラバラになっている数字を順番に合わせていくパズルです。数字の代わりに絵を完成させるタイプもありますが、基本は同じですね。
ではそのパズルですが、なぜあれは動かすことができるのでしょうか。
なにを馬鹿なことをきいているんだと思う人もいるでしょうが、もう少しお付き合いください。そうですね、それは1個抜いてあるからです。16枚のタイルを敷き詰めると、まったく動かなくなります。当たり前です。
遊び、旅行、仕事などの予定も、余裕なくびっしりと入れてしまうと、何かがあったときに1ミリも動かせなくて、対応することができません。列車のダイヤにも、あらかじめ余裕の時間を入れているそうです。ちなみに、大惨事となった福知山線の事故では、この余裕をゼロにしていたということです。
また心にも、最低でもタイル1個の隙間が必要ではないかと思うのです。自動車を運転していたら強引に割り込まれた、とか。青になったのに前の車がすぐに発進しないとか、そのような場合にも、すぐにカーッとなって怒鳴ったりクラクションを鳴らさなくなるくらいの余裕が世の中には必要じゃないかと思うのです。
ネットで大騒ぎになる事件も、タイル一枚の心の余裕で防ぐことができるものが多いような気がします。
みなさんの心の中のパズルは、スムーズに動きますか?
みなさんの心の中のパズルは、スムーズに動きますか?