株式会社伊予機械製作所のホームページ

「バッテリーが弱くなっているので交換したほうがよいと思われますが、どうしますか」
　と、車検の時に言われたのです。ただ、その時は
「普通にエンジンはかかっていますし、次回の車検まで様子を見ます」
　交換は断りました。まだ使えるのに交換して儲けようとしているのではないか、と疑っていたのですね。

　その結果。
　その年の冬にエンジンがかからなくなりました。車検時は暖かい時期だったので、弱くなったバッテリーでも動いていただけだったのですね。
　親切な自動車屋さん、正しい忠告を信じなくてごめんなさい。

　というエピソードを、最近、世間をにぎわせている、中古車販売会社の不正疑惑ニュースを見て、思い出したのでした。
　本当に、驚くような不正の話がニュースで流れています。このようなことがあると、真面目に仕事をしている人にまで影響が出るので許せません。

　この問題、社長の辞任記者会見も非難の声が上がっていますし、お金をとられ過ぎて、被害者だと思われていた保険会社も実は関係していたのではないか、見て見ぬふりをしていたのではないか、など、不確定な情報が後から後から溢れるように出てきています。

　やったことも、その後の対応もひどいと思いました。私たちのような企業は、これを悪い見本として、記憶にとどめておかなければならないでしょう。信用を積み上げるのには長い年月がかかりますが、信用を失うのは一瞬なのですから。