2016年のつぶやき
2016年3月のつぶやき
○『100-1=0』
奇跡の職場
新幹線清掃チームの”働く誇り”
著:矢部輝夫 あさ出版 本体1400円
新幹線清掃チームの”働く誇り”
著:矢部輝夫 あさ出版 本体1400円
新幹線の折り返し停車7分間で、社内清掃を完璧にこなす清掃会社の「おもてなし創造部長」の方が書いた本です。
「100-1=0」
この式は何でしょうか。
100人が仕事をしていて、そのうち1人が事故やクレームを受けることをすると、それまでの成果がゼロになるというものです。なので、その1が出ないように経営側は厳しくしますし、事故などが起こると「たるんでいるんじゃないか、けしからん」と厳しい言葉を飛ばしてきます。
はたしてそれだけでいいのでしょうか、というのがこの本の著者の考えです。
99人は毎日こつこつと仕事をしている人たちです。その人たちに目を向けないで厳しい言葉ばかり浴びせては、「こんなに毎日がんばっているのに、いつも怒られる」とやる気が失われていきます。
そこでこの会社では、社員の小さな行動でも褒めるようにしたところ、活気が出てきて、しかも褒めることにより会社の問題点も見えてくるようになったとのことです。
100人が仕事をしていて、そのうち1人が事故やクレームを受けることをすると、それまでの成果がゼロになるというものです。なので、その1が出ないように経営側は厳しくしますし、事故などが起こると「たるんでいるんじゃないか、けしからん」と厳しい言葉を飛ばしてきます。
はたしてそれだけでいいのでしょうか、というのがこの本の著者の考えです。
99人は毎日こつこつと仕事をしている人たちです。その人たちに目を向けないで厳しい言葉ばかり浴びせては、「こんなに毎日がんばっているのに、いつも怒られる」とやる気が失われていきます。
そこでこの会社では、社員の小さな行動でも褒めるようにしたところ、活気が出てきて、しかも褒めることにより会社の問題点も見えてくるようになったとのことです。
「○○さんが、赤ちゃん連れの女性が、トイレにベビーベッドがなくて困っていたので、女性がトイレを利用する間、女性の赤ちゃんをあずかって抱いてあやしていた。助かりましたと女性に感謝された」
このように褒めると、同時に、トイレが赤ちゃん連れの人に配慮が足りないことがわかるというものです。
重箱の隅をつつかなくても、人を褒めていると自然に問題点も見えてくるというのは面白い着眼点だと思いました。
重箱の隅をつつかなくても、人を褒めていると自然に問題点も見えてくるというのは面白い着眼点だと思いました。