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○職業限定婚活パーティーは差別？

『人口減少に悩む鳥取市がイベント会社と共同で運営する「婚活サポートセンター」が、婚活パーティーの企画で「男性は公務員に限る」としたところ、「職業差別」などと批判が寄せられた。鳥取市は５日、パーティーの中止を決めた。』
（2015/3/6朝日新聞）

市が補助をする婚活パーティーで職業を限定したら「職業差別」になるのでしょうか。だとしたら「40歳以上限定」とすれば、「年齢差別」になってしまいますね。

この企画が「お嫁さんがほしい農家の人限定」だったら、中止に追い込むほど批判が来るとは思えません。では、市のお金、イコール税金を使って、公務員を有利にする企画であったから批判がきたのでしょうか。
いえ、同じ公務員でも「自衛官限定婚活」は特に中止をするような批判を受けたことがありません。

では、どこを境にして人々はセーフとアウトを決めているのでしょうか。
それは、どうも「出会いの困難そうな印象の職業かどうか」であるような気がします。なので、「公務員」だとダメで「自衛官」だとなんとなくセーフという雰囲気になるのです。そしてこれはあくまでも印象、であり、実際に出会いが難しいかどうかは関係がありません。世間の空気とはそんなものです。

ちなみにこの企画、女性30人の募集に79人が応募し、過去最多の参加者になったそうです。
なんだ、やっぱり人気はあるんだ、公務員。