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2013年のつぶやき

2013年4月のつぶやき

○すべては、だんどり
引っ越しの季節です。
父が入院したことで、病院の引っ越しを体験することができました。
体験した、とはいっても見舞いに行った人から聞いた話がほとんどなのですが。
普通の引っ越しなら「ああ、引っ越しがすんで何日もたつけど、まだ開けてないダンボール箱があるなあ」なんていうこともあるでしょうが、病院はそうはいきません。
3月30日の土曜日までは旧病院で診察を行い、4月1日の月曜日からは新病院で診察を始める予定なのです。つまり、引っ越しは3月31日の日曜日だけで終了しなければいけないのです。
そのために、準備は一ヶ月以上前から進められていました。
ある人は、看護師が車椅子に座り、それを看護師が押している、という不思議な光景に出会ったそうです。そのそばには病院職員らしき人がいて、ストップウォッチで時間を計っていました。実際に当時の行動を想定して、移動時間を調べていたのでしょう。
別の日には、移動用キャスターのついたベッドに看護師が寝て、そばにはストップウォッチの人、そして点滴を支えている人など、がいたそうです。どうやら重病人を想定したシミュレーションだったようです。
私は、引っ越し専門業者や運送業の人が病院側から説明を受けているところを見ました。あと、4月から採用になるらしい看護師などが定時の検診のときに、いつもの看護師につれられて病室に入ってきたこともありました。
診療に支障がない備品などについては、日曜日を待たずに運び出したりもしていました。
すべては、一日で引っ越しと業務の移動をするための、だんどりなのです。
そして4月。
多少のぎこちなさを含みつつも、たった一日の休みを挟んだだけで、新病院は動き始めました。
業種は違いますが、見習うべきところはあると感じました。
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