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株式会社伊予機械製作所

〒799-0403
愛媛県四国中央市三島朝日
2丁目13番28号
 
TEL.0896-23-3515
FAX.0896-24-5665
 
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2013年のつぶやき

2013年8月のつぶやき

○インターネットがかなわないもの
父親が倒れ、長期入院を余儀なくされてから、インターネットで日本の医療制度や高齢者の福祉について調べました。そして、自分の不勉強さを思い知らされることになりました。
また、入院により大量に消費される大人用オムツやウェットシート、ゴム手袋などはネットで安いところを探して、まとめ買いなどもしました。
自分の住んでいる地区にある介護施設や空き状況、介護サービスや料金などもネットで調べました。まったく、現在は、便利なものができましたね。
一方、携帯のメールもやらない母親の通信手段は、電話です。
あちこちにかけて、いろいろ相談したり、父の入院を知ってかかってきた知り合いの電話に応対しています。
そのような中で、ネットにはない「つながり」が網の目のように広がっていきました。
「○○さんの嫁さんが看護師をしているからちょっと聞いてみる」
「△△さんの息子さん、市役所で働いてるって、いろいろ聞いてくれるらしい」
「××さんって□□病院で働いたことがあるって」
「□□さんの奥さんは介護施設で働いているそうよ」
「○○病院で一番発言力がある看護師は◇◇さん」
「△△病院の院長と同級生を知ってるから連絡とってみるわ」
「(父の名前)さんにはお世話になりっぱなしだ。今こそ何かしたい、なんでも言ってくれ」
親戚や父親の同級生、自治会の知り合い、個人的な友達、仕事の関係者など、そして、その人たちの夫、妻、子供、知り合いの知り合い、と話が枝を広げていきます。
そして集まってきた情報は、インターネットでは得られない「濃い」情報でした。現場の人でしか分からないような情報がいくつもありました。すぐに使える生きた情報がありました。
たぶんこれが「絆」というものなのでしょうね。
私たちは、鉄の材料を削り、穴を明け、溶接し、組み立てて機械に仕上げ、お客様に渡します。そこには実際に機械を使う「人」がいます。直接、話をすることはないのですが、きっとどこかでつながっているのだと強く感じるようになりました。
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