2013年のつぶやき
2013年11月のつぶやき
○頭の中を換気する
誰だって、好きなものを聞いていたり、見ていたりするほうが気持ちいいですよね。
テレビを見ていて、嫌いな政党の議員がしゃべっていたり、とある事件、事故について嫌いな評論家が得意げに持論を展開していたり、嫌いな歌手が出てきたりするとチャンネルを変えてしまう、などということはよくあるのではないでしょうか。
テレビを見ていて、嫌いな政党の議員がしゃべっていたり、とある事件、事故について嫌いな評論家が得意げに持論を展開していたり、嫌いな歌手が出てきたりするとチャンネルを変えてしまう、などということはよくあるのではないでしょうか。
私は、時々、苦手な人や好きではない人の意見をあえて聞くようにしています。どうしてそんな気分を害することをあえてやるのか、と思われるでしょう。でも、好きなものばかりに触れているうちに、考え方などが一方向に偏ってしまうのが不安だからです。
そんな時、たまたま本屋で目に入ったのがこの人の本でした。
「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」
堀江貴文著 徳間書店
堀江貴文著 徳間書店
収監中に出していたメールマガジンを書籍にまとめたもので、獄中で考えたビジネスアイデアや読者とのQ&Aが載っています。
「汗水たらさず大儲けした」と多くの人に思われている堀江さんのところには「金持ちになりたいけどどうしたらいいか」という相談がよく来るそうです。そのたびに堀江さんは、本のタイトルのような言葉を返すのです。預金の額が大きいだけなんて意味がない、と言い切ります。この本を見つけたときはドキッとしました。心の中を見透かされたような感じです。
もちろん、あまり好きではない人なので、同意できない意見もたくさん書かれてはいましたが、頭の中に新しい風が入ってきたようには思います。
そして読み進めていくと、このようなQ&Aがありまして、少し苦笑しました。
質問は「裸の王様にならないように気をつけていることは」で、それにこう答えています
質問は「裸の王様にならないように気をつけていることは」で、それにこう答えています
『例えばツイッターで自分と意見が違う人をフォローするとか、雑誌とかでもあまり意見が合わない人のコラムを読むとか。むかつきますけど、バイアスを修正できる効果もあります。私はそれを「ノイズを入れる」と呼んでいます。』
あまり好きではない人なのに、考え方に同じ部分があったのですね。