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2004年のつぶやき

2004年1月のつぶやき

あけましておめでとうございます
NHK紅白歌合戦のトリは演歌の大御所ではなく、SMAPの「世界に一つだけの花」でした。一番になりたがって争い合うことの無意味さを説き、それぞれが一人一人、かけがえのないオンリー1なのだから、ナンバー1なんて目指さなくてもいいんじゃない? というメッセージが、昨年の、またそれ以前からの戦争(戦争なんでしょうか、あれ)という状況に非常にうまくつながったために、とても売れたようです。もちろん、状況抜きにしても、そのメッセージや歌詞は普遍のものでありますから共感する人がたくさんいて当たり前でしょう。
しかし、です。私にはこの歌が優等生過ぎるような気がするんです。授業中に面白い話をして盛り上がっている最中に手を上げて「先生、授業を進めてください」って言っている優等生のような。
中小企業では、オンリー1になれば、ナンバー1は自然についてくるものです。ナンバー1企業でないものが「ナンバー1でなくてもいい、オンリー1であればいい」などと言っても、しょせんそれは負け組の言い訳にしかならないのです。企業は常に「オンリー1でありナンバー1である」を目標にしなければ、消えていくのみです。SMAPの歌を否定はしませんが、現実はずっとシビアなものなのですね。もちろん、どんな手を使ってもナンバー1になる、というのは間違いですよ。
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