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2004年のつぶやき

2004年3月のつぶやき

肝に銘じる
鳥インフルエンザ騒動における、京都の養鶏業者の対応は、中小企業のみならず、大企業や政治家、個人経営の社長さんにいたるまで、不祥事に対する対応の、悪いお手本として心に刻み込んでおく必要があるでしょう。
ときおり関西弁を織り込みながら釈明する養鶏業者の社長。従業員ですら、公表の何日も前から「おかしい」と感じ、ついには匿名の通報をされて発覚、あわてて釈明という流れ。その間、駆け込みとでも言うべき出荷により、出荷先の企業まで被害に遭わせてしまいました。
それに対する社長のコメントは『腸炎だと思った』です。「ふざけるな!」と思いましたよ。たとえ腸炎でも、それが普通でない数なら報告しなければなりませんし、この時期、「鳥インフルエンザだと疑いもしなかった」とは考えられません。
(その後、社長は逮捕され、「鳥インフルエンザでありませんように」と思ったとか言っているそうです。これはつまり「鳥インフルエンザかもしれない」と思ったということでしょう。疑っていたのですね)
この社長の一連の対応を見て、私たちは教訓を得ました。
「自分の非を認めるな。しらを切り通せ。あくまで故意や過失ではないと、とぼけ続けろ」
「それでどうしようもなくなったら、とにかく頭を下げとけばなんとかなる」 
あ、間違えました。
「ミスやクレームには、誠意を持って早やかに対応すること」
火事も、ボヤのうちなら被害を少なく消せるのです。がんも早期発見、早期治療で生還率が上がるのです。
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