株式会社伊予機械製作所のホームページ

　殺虫剤を買いにホームセンターに行きました。

　店内を歩いていると

「そういえばトイレの芳香剤も切れていたなあ、あっ、冷蔵庫の消臭剤もなくなっていたはずだなあ」

　とか、いろいろと思い出してきます。

　そして帰宅した時に殺虫剤を買い忘れていることに気づくのです。

　もう若いと言える年齢じゃないし、記憶力も衰えているのかと落ち込み、次の買い物では、紙に買うものを書いてポケットに入れておきました。

　するとお店でメモを見ることもなく、間違わずに買い物ができました。

　なんだ、記憶力が衰えてきたわけではないんだな、とメモ書きをやめると、これが、買い忘れが出てしまうんですね。

　記憶力が上下しているのではなく、紙に書くという一手間によって記憶に定着する度合いが違っているようです。

　よくビジネス書を読むのですが「メモを取れ」「スマホよりも紙とペンで」のような記述がよく出てくるのも、そのような理由かもしれません。

　ビジネス書の他にも、成功した企業の社長について書かれた本や、社長本人が書いた本を読んでも「メモ魔である」という人が多いと思います。

　テレビで聞いた印象的なセリフや言葉、偉人の言葉、書籍の一文、歌詞の一部など、気になったものはすぐに書き留める。そのようなことをしている人もいました。

　そうすれば会話の引き出しも多くなることにもなり「あの人の話は面白い」「知識が豊富でさすがだ」などと言われるようになるのも納得です。