今月のつぶやき
2020年9月のつぶやき
◇「あいつ使えない」は敗北宣言
最近、本を読んでいて「ドキッ」っとすることがありまして。
その本は
『まんがでわかる 99%の人がしていない1%の仕事のコツ
【河野英太郎 著 松浦まどか 作画】』
【河野英太郎 著 松浦まどか 作画】』
さて、人に指示を出したのに、期待通りの動きをしてくれない、という場面に何度も出会うと「あいつは使えない!」と思ったりしませんか。そんな言葉を、この本はばっさりと斬り捨てます。
《『あいつ使えない』という表現は、『あの人は役に立たない』という意味ではなく『私にはあの人を使う能力がない』という意味だ。『あいつ』と指差した手のうち3本は自分に向かっている。》
《「あいつ使えない」と言うことは、自分が相手に対して適切な対応を取ることができず、負けを認めることなのです。》
いやいや、本当にどうしようもない人はいるよと、言いたい人はいるでしょう。でも、ここで言いたいのは「あの人をうまく使うにはどうすればいいか」を考えるのが面倒で、すぐに、すべてを「あいつのほうが悪い」と責任を押しつけてしまってはいないでしょうか、ということだと思うのです。
「あいつ使えない!」と思ってしまえばそこで終わり、ですが、「あの人を使える能力を高めるにはどうすればいいか」と考え続ければ、まだ自分の能力が向上する可能性が出てきます。
「あいつ使えない」は、自分の成長も止めてしまう言葉だとも思うのです。