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○小池都知事がんばる

ここ最近、ニュースで見ない日はない、と思えるくらい毎日のように話題になっている人です。
よくない話題での露出が多かった前任者二人とは大違いです。
東京都のために、古い体質で凝り固まった都議会に切り込んでいくその姿は爽快でもあります。
豊洲市場移転に関する盛り土問題の責任が誰にあるかを追及するのは大事でしょう。しかし、都のトップに立って、本当に踏ん張るところは、犯人探しではありません。

「これからどうするか」

悪いやつさがし、は、やりやすいです。盛り土問題は、自分が就任中のことではないので、いくら攻めて行っても、自分に跳ね返ってくることはありません。
ただ今後、移転をすると決定しても、断念しても、そこには責任がともないます。どちらを選んでも、賛同もあれば批判もあるでしょう。
知事としての力量が問われるのは、ここから、なのです。

たとえば試合中に「あのときあいつがエラーしなければ」「前の回でピッチャーを交代させるべきだった」などと過去のことを悔やんでばかりの監督がいたらどうでしょうか。「大丈夫かなあ、この人」と不安になりますよね。それよりも次々と変化する状況に対応して指示を出せる監督のほうが安心です。

「これからどうするか」
トップに立つ人の次の決断を注目していきたいと思います。