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○NHK朝のドラマ「マッサン」を見た

12月23日は会社が休みだったので、たまたまNHK のドラマ「マッサン」を見ることができました。
主人公が作ったウイスキーを社長が試飲するというシーンがありました。

社長が「熟成に何年かかる」と聞かれた主人公は10年だと答えます。対して社長は「1年でなんとかならんか」と言います。主人公は即座に「無理です」と否定します。
すると社長は、「このウイスキーは自分では何点だと思う？」と聞いてきます。これには40点だと主人公は答えます。社長は「でも10年待っても100点になるとは分からないな」と。

その後ドラマは、味を追求し、納得のできるものができるまで商品化はしたくない主人公と、早く商品化したい社長との対立に発展していくわけですが、興味はそこではなく、上記のやりとりにあります。

社長は、あと何年かかる、これは何点だと、具体的な数字を要求します。対する主人公は、具体的な数字を出すことにためらいがあります。実際のドラマでは、数字を出しながら、ぽんぽん話を振る社長に対し、言葉に詰まりながら考えながら答える主人公が印象的でした。

経営に関わる人の思考と、社員のそれがずれているということを、会話の中でうまく表現しているな、と感じました。