2015年のつぶやき
2015年5月のつぶやき
○分かる人には分かるモノ
「そのスマホ、かっこいいね。新製品?」
「いや、iPhoneにカバーをつけているだけだよ」
「本当に? それ僕も欲しいなあ。いくらしたの?」
「15万円」
「じゅうごまんえんっ!?」
「いや、iPhoneにカバーをつけているだけだよ」
「本当に? それ僕も欲しいなあ。いくらしたの?」
「15万円」
「じゅうごまんえんっ!?」
いくらなんでもそんな話はあり得ない、とお思いでしょうか。それがあるのです。
もともと、その会社はiPhoneのカバーを作っていました。しかし、すぐに同じようなデザインが他社から出てしまい困っていたのです。
そこで簡単には真似ができない物を作ろう、ということで考えたのが金属製のカバーでした。
軽くて、なおかつ強い金属を求めた結果、素材に選んだのがジュラルミン。軽くて強く、そして原価が高い……。
さらに、5軸加工切削マシンによる複雑で精密な加工のすえ誕生した第一号の製品が2万5千円。
もともと、その会社はiPhoneのカバーを作っていました。しかし、すぐに同じようなデザインが他社から出てしまい困っていたのです。
そこで簡単には真似ができない物を作ろう、ということで考えたのが金属製のカバーでした。
軽くて、なおかつ強い金属を求めた結果、素材に選んだのがジュラルミン。軽くて強く、そして原価が高い……。
さらに、5軸加工切削マシンによる複雑で精密な加工のすえ誕生した第一号の製品が2万5千円。
「そんな高いものは売れない」と思われたのか、置いてくれる店を見つけるのに苦労したそうです。が、置いてみたところ、完売します。
そして次に発売したモデルは5万円。その次が、ついに15万円となります。
その15万円のカバーも売れているというのだから驚きです。
そして次に発売したモデルは5万円。その次が、ついに15万円となります。
その15万円のカバーも売れているというのだから驚きです。
その会社は「価格に見合うクオリティの製品を出していれば購入していただける」と実感したそうです。
低価格競争に飛び込まず、スマホのカバーを、付属品の立場から主役にしてしまうという発想の転換で生き残りにかける。
そんな方法もあるのですね。
そんな方法もあるのですね。
※参考資料 週刊アスキー 2015年3/24号