2013年のつぶやき
2013年7月のつぶやき
○知っておきたい「入院」のこと
もちろん「ない」ことが一番よいことなのですが、仕事中の事故は、どんなに気をつけていても起こる可能性はあります。
父親が仕事中の事故で頭部にひどい怪我を負ってしまい、入院しました。それによって見えてきたことなどをつぶやきます。
「入院3ヶ月ルール」をご存知ですか。
とはいってもこれは私が名づけただけです。
特別な例外を除いて、一つの病院に入院できる期間は3ヶ月で、退院か、転院を迫られます。
実際は「3ヶ月で患者を追い出しなさい」などという法律はないのです。しかし、患者を3ヶ月以上入院させておくと、病院に入る入院医療報酬がズドンと減らされるのです。病院も「経営」しているわけですから、長期入院ばかりになれば病院存続さえむずかしくなるので病院を出て行くことをすすめてくるのです。
特別な例外を除いて、一つの病院に入院できる期間は3ヶ月で、退院か、転院を迫られます。
実際は「3ヶ月で患者を追い出しなさい」などという法律はないのです。しかし、患者を3ヶ月以上入院させておくと、病院に入る入院医療報酬がズドンと減らされるのです。病院も「経営」しているわけですから、長期入院ばかりになれば病院存続さえむずかしくなるので病院を出て行くことをすすめてくるのです。
なぜそんな仕組みになっているのか。
もう退院できるほどに回復している患者を入院させ続けることにより入院医療報酬を病院がもらい続けること、そしてそのことにより、入院が本当に必要な患者のためのベッドが埋まってしまうことを防ごうとして考え出されたルールのようです。
でも私の父は、のどと胃に穴が開いたままで、三度の食事は栄養剤をチューブで胃に流し込み、右手右足が動く程度で自力で寝返りすらできません。のどに穴が開いているので声は出せず、ときどき痰の吸引も必要です。これのどこが「退院できるほどに回復した」といえるのでしょうか。
もう退院できるほどに回復している患者を入院させ続けることにより入院医療報酬を病院がもらい続けること、そしてそのことにより、入院が本当に必要な患者のためのベッドが埋まってしまうことを防ごうとして考え出されたルールのようです。
でも私の父は、のどと胃に穴が開いたままで、三度の食事は栄養剤をチューブで胃に流し込み、右手右足が動く程度で自力で寝返りすらできません。のどに穴が開いているので声は出せず、ときどき痰の吸引も必要です。これのどこが「退院できるほどに回復した」といえるのでしょうか。
私の父も転院を迫られ、現在2番目の病院に入院中です。一週間もしないうちに「次の病院を探しておいてください」と言われました。
びっくりです。収入が減るから、という自分たちの都合で出て行ってくださいと言い、でも行き先は自分で探してね、なのです。さらにいえば患者の移送車両の手配も患者側でしなければなりません。
びっくりです。収入が減るから、という自分たちの都合で出て行ってくださいと言い、でも行き先は自分で探してね、なのです。さらにいえば患者の移送車両の手配も患者側でしなければなりません。
父は、1月に事故を起こしました。そこで「手術からそろそろ半年になりますので、MRIやCTで現在の状態を検査しましょう」と言われました。
ただし、検査は「手術をした病院で」と。
ただし、検査は「手術をした病院で」と。
はあ?
わざわざ転院までさせておいて、検査のためだけに前の病院に行きなさいと。それがどんなに患者本人の負担になるかわかってるんですか。のどと胃に穴が開いているんですよ。半年で検査するという予定があるのなら、せめてそれまでは入院しておくような方法はなかったのですか。どうしてそんな、あっち行かせたりこっち行かせたり、などと効率の悪いことをやっているのですか。
家族が入院してから、民間企業の効率感覚やコスト感覚と、病院などの経営の感覚の違いを、これでもかというほど叩きつけられました。テレビでそんなニュースを見ていた頃は、なんとなく他人事だったのですが、ちょっと反省しています。実際そうなってみると「それが病院の常識なの!?」ということばかりで、頭が痛くなってきます。
注記)いろいろ調べていく中で「病院側も大変なんですよ」というホームページやブログなどもありました。が、それも一応は知っていて今回は書いています。
・3ヶ月入院について参考にしました。ありがとうございます。
http://rucca-lusikka.com/blog/archives/540
http://rucca-lusikka.com/blog/archives/540