2012年のつぶやき
2012年2月のつぶやき
○テレビばかり見ていると馬鹿になる?
テレビのコメンテーターをやっていたこともある人が書いた本に、このようなエピソードが載っていました。
2004年に起きた、ビルの回転ドアの事故で、テレビ番組の出演者同士がCMの間に「親は手をつなぐべきだったよね」と話していたら、番組の関係者が、本番中には言わないようにと釘を刺しにきたということです。
子どもを失って悲しみにくれている親を責めるようなことは、視聴者から抗議が来るのでやめてくれ、ということだそうです。
子どもを失って悲しみにくれている親を責めるようなことは、視聴者から抗議が来るのでやめてくれ、ということだそうです。
最近の例で言えば、親の留守中に子供がライターで火遊びをして、それが原因で火事になり、亡くなってしまうという事故が何度か起きて、ライターが押しにくくなったり、一回の操作では火がつかなくなるようにしないと売ることができなくなりました。
これについては私の回りの意見は「そんなもの、子どもの目につかない場所に、親がちゃんと管理しておかないのが悪いだろう」というのがほとんどでしたが、テレビでは「簡単に火がついてしまうライターが悪い」ということのほうが重点的に報じられていたと思います。
これについては私の回りの意見は「そんなもの、子どもの目につかない場所に、親がちゃんと管理しておかないのが悪いだろう」というのがほとんどでしたが、テレビでは「簡単に火がついてしまうライターが悪い」ということのほうが重点的に報じられていたと思います。
子供をなめてはいけませんよ。
正月に遊びに来た姪(5)に、何も言わずにスマートホンをいじらせていたら、自分で、二本指で画面をズームすることを見つけました。甥(3)でも、ロック解除ボタンを押さなければ湯が出ない電気ポットを一度、見ている前で使ったら、一人で湯を出せるようになってしまったこともあります。ライターの小細工など、すぐに見破られます。
正月に遊びに来た姪(5)に、何も言わずにスマートホンをいじらせていたら、自分で、二本指で画面をズームすることを見つけました。甥(3)でも、ロック解除ボタンを押さなければ湯が出ない電気ポットを一度、見ている前で使ったら、一人で湯を出せるようになってしまったこともあります。ライターの小細工など、すぐに見破られます。
消費税増税についても、どの局も「将来のためにはやむなし」論が多くなってきたような気がします。放送局が電波を出す許可を出すのが国であり、増税反対を強く打ち出すと、国から、いろいろと圧力がかかるという「うわさ」もあります。
いまやテレビ局は視聴者からのクレームやいろいろな方面からの抗議、圧力にビクビクしながら恐る恐る電波を出している状況です。だからこそ、クイズ番組もバラエティも、今、自分が見ているのが、一体どこの局か分からないくらい似かよったものになっているのでしょう。
なんと1957年に「一億総白痴化」と言った人がいました。そのときは「そんなことはないよ。テレビで勉強になることも多くあるよ」などと反論もありましたが、なんとなく今は、この人が正しかったのではないかと思い始めています。
※参考図書「テレビの大罪」和田秀樹著 新潮文庫