2012年のつぶやき
2012年4月のつぶやき
○鶴瓶さんの大失敗
テレビに向かってつぶやいてしまうことって、ありますよね。
「鶴瓶の家族に乾杯」という番組の3月12日放送分で、思わずそれをやってしまいました。
この番組では、笑福亭鶴瓶さんと、ゲストの芸能人が日本各地を訪れて、そこで出会った人たちと触れ合う様子を放送しています。
この日の放送は東北の大震災から、だいたい一年目だったので、被災地を訪問していました。
鶴瓶さんは、元気な小学生の女の子と出会います。
「兄弟はいるの?」
「ううん、一人っ子」
「お父さん、お母さんは、どこにいるの?」
「鶴瓶の家族に乾杯」という番組の3月12日放送分で、思わずそれをやってしまいました。
この番組では、笑福亭鶴瓶さんと、ゲストの芸能人が日本各地を訪れて、そこで出会った人たちと触れ合う様子を放送しています。
この日の放送は東北の大震災から、だいたい一年目だったので、被災地を訪問していました。
鶴瓶さんは、元気な小学生の女の子と出会います。
「兄弟はいるの?」
「ううん、一人っ子」
「お父さん、お母さんは、どこにいるの?」
そのとき私は「あっ!」と声を出してしまったのです。
「お父さんは、消防で、流されて……」
女の子は、そこで言葉を詰まらせてしまいました。
「ごめん。ごめん。本当にごめん」
自分が何をやってしまったのか気づいた鶴瓶さんは、ひたすら謝ることしかできませんでした。
話すことを仕事にしているプロとしてはうかつだったと思います。
女の子があまりにも明るくて元気に見えたので、つい、いつもの調子で話してしまったと鶴瓶さんはスタジオで語っていました。
女の子はその後、明るい笑顔を取り戻していましたが、その笑顔の奥に、深い悲しみをしまいこんでいる複雑な思いが胸に突き刺さってきました。
女の子は、そこで言葉を詰まらせてしまいました。
「ごめん。ごめん。本当にごめん」
自分が何をやってしまったのか気づいた鶴瓶さんは、ひたすら謝ることしかできませんでした。
話すことを仕事にしているプロとしてはうかつだったと思います。
女の子があまりにも明るくて元気に見えたので、つい、いつもの調子で話してしまったと鶴瓶さんはスタジオで語っていました。
女の子はその後、明るい笑顔を取り戻していましたが、その笑顔の奥に、深い悲しみをしまいこんでいる複雑な思いが胸に突き刺さってきました。
震災から一年目の時期には、いろいろと震災関連の番組が放送されましたが、この番組が一番心に残りました。
そのシーンはカットしてしまうこともできたはずですが、鶴瓶さんの失敗をあえて放送した番組や、放送することを許可してくれた女の子や、その母親にも頭が下がります。
そのシーンはカットしてしまうこともできたはずですが、鶴瓶さんの失敗をあえて放送した番組や、放送することを許可してくれた女の子や、その母親にも頭が下がります。
人は主に言葉を使ってコミュニケーションをします。人を励ますのも、慰めるのも言葉です。
そして、人を傷つけるのも、言葉だったりします。
そして、人を傷つけるのも、言葉だったりします。
気をつけて使っていかなければならない、と気持ちを引き締めました。