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○人を感動させるにはまず自分から

１１月３０日の午後８時よりNHKで放送された「伊予路てくてく」という番組で、四国中央市が紹介されました。四国ローカルで、全国放送ではなかったのですが。
歌手の神野美伽さんが四国中央市を訪れて、何箇所かを見て回る形で番組は進行します。今回の訪問の締めくくりは三島高校の書道部。「書道ガールズ!!」という映画のモデルになった学校です。

神野美伽さんは、書道部の部員と交流し、実際に大きな紙に、ほうきのような筆を使って字を書きました。ちなみに、彼女は書道二段の腕前だそうです。

そして神野さんへの質問として、書道部の部長が言いました。
「神野さんは、歌で人を感動させています。それは私たちの書道パフォーマンスに通じるものもあると思うのですが、たくさんの人を感動させるにはどのようにすればいいですか」
神野さんは答えます。
「私もデビューしたてのころは『ヒット曲が出ればいいなあ』『歌が売れたらいいなあ』なんて思いながらやっていました。でも、今は違う。歌いたいから歌ってる。その結果として、聞いてくれた皆さんが感動してくれる。人を感動させるには、まず自分が感動すること」だと。

実際に、大きな紙と筆で書いたのは初めてという神野さんの文字は紙いっぱいにのびのびと書かれていましたが、先にお手本として書いた部長の文字は、ちょっと緊張や迷いが字に表れていたように見えました。

物を作って送り出す、という部分においては、製造業も似たようなものだと思います。作り手の側が感動していないもので、お客様の心を動かすことは、きっとできないでしょう。

・参考：神野美伽オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/mika-shinno/entry-11403013171.html

・参考：ＮＨＫ 松山放送局
http://www.nhk.or.jp/matsuyama/tokushuu/tokushuu_04687.html

※録画はしていないので、発言等は記憶に頼っています。詳細部分については間違いがあるかもしれません。