2010年のつぶやき
2010年3月のつぶやき
○シャツ出し王子と本物の個性
2月は、テレビをつけたらオリンピックばかりでした。そんな中、競技以外で話題になった選手がいました。
スノーボード・ハーフパイプ競技の選手です。
日本代表のスーツを、シャツ出しなどで着崩していた姿が、日本代表としてふさわしくない、だらしがない、と批判されていました。
日本代表のスーツを、シャツ出しなどで着崩していた姿が、日本代表としてふさわしくない、だらしがない、と批判されていました。
私自身は、あの着崩しには、怒りのようなものは別にわきませんでした。
ただ彼は、あれで「自分は他人とは違う、個性的だ」などと思っていたわけです。それについては「あんな程度で個性主張とは、薄っぺらなものだなあ」と思ったくらいです。
ただ彼は、あれで「自分は他人とは違う、個性的だ」などと思っていたわけです。それについては「あんな程度で個性主張とは、薄っぺらなものだなあ」と思ったくらいです。
電話等で批判した人たちも、シャツ出しだけで怒ったのではなく、そんな薄っぺらさを見抜き、強い不快感を抱いたのかもしれません。実際、その後の記者会見の受け答えで、人間の薄っぺらさが実証されてしまいました。
松岡修造という人がいます。バラエティ番組やスポーツ番組で、強烈な個性を発揮している元スポーツ選手です。彼は、どんな髪型にしても、どんな地味な服装を着ても、松岡修造だとわかるでしょう。本物の個性とは、あのようなことをいうのではないでしょうか。
あのスノーボードの選手のヘアスタイルを普通にし、鼻ピアスをやめ、地味な服を着せたら、もう誰なのかわからなくなってしまうでしょう。外見ぐらいしか個性がないからです。
あのスノーボードの選手のヘアスタイルを普通にし、鼻ピアスをやめ、地味な服を着せたら、もう誰なのかわからなくなってしまうでしょう。外見ぐらいしか個性がないからです。
企業においても、見掛け倒しの安い個性、ではなく、内側からにじみ出るような本物の個性を追求していくべきであると思います。