2009年のつぶやき
2009年1月のつぶやき
○なぜクルマは売れなくなってしまったのか
アメリカほどではないのですが、日本車も売れていません。
もう国内では十分に行き渡っているからとか、不景気で消費者の財布の紐がゆるまないから、などと理由はいくらでも出てくるのですが、私は、その理由に「愛」をあげてみたいと思います。
ちょうどNHK大河ドラマも「愛」がキーワードになっているようですし。
もう国内では十分に行き渡っているからとか、不景気で消費者の財布の紐がゆるまないから、などと理由はいくらでも出てくるのですが、私は、その理由に「愛」をあげてみたいと思います。
ちょうどNHK大河ドラマも「愛」がキーワードになっているようですし。
自動車メーカーは、人件費削減のため、期間工と呼ばれる人や派遣社員を切り始めました。契約期間が残っているのに解雇したり、削減の範囲が正社員に広がっていく可能性もあるなど、非常に厳しい状況です。
仕事があってもなくても、雇っているだけで出て行く人件費、それを削減しようというのは、なるほど合理的です。でもそこに「愛」はありません。卓上の非情な計算式だけです。
仕事があってもなくても、雇っているだけで出て行く人件費、それを削減しようというのは、なるほど合理的です。でもそこに「愛」はありません。卓上の非情な計算式だけです。
従業員はどうでしょう。
非正規雇用のかたは言うまでもなく、正社員であれば安泰、とはいかない状況になっています。みなさん不安を抱えています。
非正規雇用のかたは言うまでもなく、正社員であれば安泰、とはいかない状況になっています。みなさん不安を抱えています。
愛のない経営者の下で、いつ切られるかとビクビクしながら働く従業員、そんな状態で作られたクルマが魅力的であるはずがないでしょう。暗く沈んだ気持ちで作ったクルマには、そんな気持ちがにじみ出てくるのだと思います。
誇りを持ち、楽しんで作ったクルマでないのなら、たとえ景気がよくても売れないのは当たり前なのです。
誇りを持ち、楽しんで作ったクルマでないのなら、たとえ景気がよくても売れないのは当たり前なのです。