2009年のつぶやき
2009年12月のつぶやき
○2位じゃダメなんでしょうか? ダメです!
11月の後半は事業仕分けのニュース一色でした。
国民の税金ですから、その使い方に無駄があれば、見直していくことは必要ですし、それ自体は否定しません。しかし、首をひねってしまう発言があったことも事実です。
国民の税金ですから、その使い方に無駄があれば、見直していくことは必要ですし、それ自体は否定しません。しかし、首をひねってしまう発言があったことも事実です。
「世界一になる理由は何があるのでしょうか。2位じゃダメなんですか?」
これを聞いたとき、「では、オリンピック目指して頑張っている選手に『金メダルをとる理由は何でしょうか。銀じゃダメなんですか?』という、わけのわからない質問ができるのか」と思いました。ところが、仕分け人は後日こう言ったのです。
「オリンピックは参加することに意義があるのではないか」
どうやら仕分け人は、本当にメダルの色や順位など、どうでもいいと考えているようです。
ちょっと待ってください。仕分け人の先頭に立つのは国会議員です。国会議員にはどうやってなりますか?
選挙に当選しないといけませんね。定員1名なので、「2位だったけどよくがんばったので、よしとしよう」なんてことはないのです。そんな戦いに勝ち残って国会議員になっているのに、「2位じゃダメなのか」とか「1位になる理由は」なんておかしな質問です。
そういうのは一般的にこう言われるのではないでしょうか。
選挙に当選しないといけませんね。定員1名なので、「2位だったけどよくがんばったので、よしとしよう」なんてことはないのです。そんな戦いに勝ち残って国会議員になっているのに、「2位じゃダメなのか」とか「1位になる理由は」なんておかしな質問です。
そういうのは一般的にこう言われるのではないでしょうか。
「自分のことは棚に上げる」
企業は、常に戦っています。「二番手三番手でいいや」なんていう気持ちで経営していたら、未来はないでしょう。一番を目指して頑張った結果が2位なのと、最初から2位以下をねらっていくのでは大きな差ができあがります。
ノーベル賞を受賞した方の一人がこう言いました。
「1位を目指さない者は、2位や3位にすらなれない」