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2006年のつぶやき

2006年9月のつぶやき

○相手の気持ちになって考える
それは、おそらく、人間だけが可能なことでしょう。「こんなことをしたら相手がかわいそう」などと思っていたら、野生の動物は生きてゆけません。
8月、ある記事が問題になりました。
「猫を殺している」という記事が新聞に掲載されて、読者からの抗議が殺到している、というのです。
簡単にまとめれば「飼い猫が子猫を生むが、私はそれを次々に殺している」と告白しています。子猫が生まれるのが嫌ならば不妊手術をすればいいと思うのですが、これを書いた作家さんは、手術しない理由をこのように説明します。
「猫は、子供を産みたいだろうし、人間が産めないようにしてしまうのはエゴだ」
メス猫から妊娠、出産の能力を奪うのはかわいそう、ということらしいんですが、なぜかこの人は、飼い猫の気持ちにはなれるのに、「やっとこの世に産まれた!」と思ったらすぐに殺されてしまう子猫の気持ちにはなれないらしいのですね。
私も、相手の気持ちを考えないで発言したりしてしまうことがあります。一日に何度も反省します。
そして、新聞、テレビを見れば、相手の気持ちを考えずに買収だ、TOBだと騒いで失敗する例がここ最近何度もありました。
自分がされて嫌なことは、相手だって嫌だと感じています。たった、これだけのことなんですけどね。難しいことです。
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