本文へ移動
2025年3月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  • 土曜休日
株式会社伊予機械製作所

〒799-0403
愛媛県四国中央市三島朝日
2丁目13番28号
 
TEL.0896-23-3515
FAX.0896-24-5665
 
0
8
3
7
0
7

2005年のつぶやき

2005年8月のつぶやき

○サラリーマン増税と郵政民営化
先月分で、サラリーマン増税を取り上げました。
ちょっとそれについて面白い論をテレビで見たので補足しておきます。
サラリーマン増税がマスコミに取り上げられて、世の中のサラリーマン(何だかんだいって日本の就業者のほとんどがサラリーマン)たちが、「それは許せない」と怒り、その奥様も「専業主婦の控除をなくそうなんて許せない」と怒り、働いている女性がそんな主婦を見て「専業主婦は甘えすぎなのよ」と怒り、怒りが怒りの連鎖を生んで日本の平均気温が上昇するかもしれない危機におちいったころ、政府が「みなさまの怒りはごもっともです。税制改革案は白紙に戻します」と言えば、「現政権はものわかりがいい」という雰囲気になります。
そこで政府は「とはいえ何もしないと日本は沈没します。そこでサラリーマンなどに関係なく『買い物をすれば、誰もが差別なく税を払う』消費税をちょっとアップしましょう」と提案します。すると「サラリーマンだけが痛みを受けるわけじゃないからいいか」と許してしまう。
そんな「実は消費税を上げたい論」があることも紹介しておきます。
□さて、銀行に預けたお金って、どうなっているんでしょう。銀行の地下に巨大金庫があって、そこに大事に保管されている……わけではないことぐらい、ここを見に来てくださるお客様はご存知ですよね。失礼しました。銀行は企業にお金を貸し出して、利子で儲けるんです。儲かったから預金してくれてありがとう、とスズメの涙ほどの利子を預金者に出してくれるのです。
では、郵便局に貯金したお金はどうなっているんでしょう。もちろん置いてあるわけではありません。しかし、郵便局は民間企業にお金を貸し出しません。ではどこで運用しているのでしょう。郵便局は、悪名高い「特殊法人」というものにお金を貸しているのです。今、逮捕者まで出ている道路公団も特殊法人です。郵便に預けたお金が、官僚の天下り先、特殊法人に流れ、特殊法人は談合して、高価な橋を作ったり、スカスカの高速道路を作ったりしているわけです。特殊法人にはすでに役目を終えたようなものもあって、赤字を出しているところがあります。赤字だと借金が返せません。それすなわち不良債権です。だけども特殊法人が赤字を出すと国が助けてあげていました。国が助けるって、もちろん税金を投入しているのですよ。
で「こんな流れを断ち切ろう」といって出てきた案が「民営化」だったはずです。
だったはず……なんですが最近はもっぱら「地方の郵便局がなくなって不便」みたいな、庶民的な話題にすり返られ、さらには反小泉運動に利用されているような状況です。
日本を病人にたとえれば、症状がどんどん重くなっているのに、医者たちが治療法をめぐって議論ばかりしているような状態なのです。
患者がいれば、診察して、的確に治療を施していく。そんな医者のような人がトップにいないというのは不幸なことだと思います。
TOPへ戻る