2003年のつぶやき
2003年2月のつぶやき
保存? 取り壊し?
日本のあちこちで、保存か取り壊しかをめぐっていざこざが絶えません。その代表的なものが、豊郷小学校です。
「昭和の名建築」「歴史あるうんぬん……」などという理由のようですが、その学校で学んでいない私としてはどうもぴんときません。そもそもそれほど美しい建築物でもありませんし。「思い出を壊さないで」「自分が学んだ校舎で我が子も学ばせたい」という親の願いが本音ではないでしょうか。大人の都合で、ボロっちい校舎で勉強しなければならない子供たちにはいい迷惑、という感じがします。
保存、とは何なのでしょうか。保存は決まりましたがあの校舎、100年、200年後の日本人に伝えたいものではないような気がします。
保存されているとはいえ、金閣寺、大阪城などは、もう当時のものではないのです。伊勢神宮は、建物の耐久年数に関係なく、20年に一度建て直しています。
「保存」とはいったい何か、未来の日本人に何を残すのか、じっくりと考えてみなくてはならないのかもしれません。
「昭和の名建築」「歴史あるうんぬん……」などという理由のようですが、その学校で学んでいない私としてはどうもぴんときません。そもそもそれほど美しい建築物でもありませんし。「思い出を壊さないで」「自分が学んだ校舎で我が子も学ばせたい」という親の願いが本音ではないでしょうか。大人の都合で、ボロっちい校舎で勉強しなければならない子供たちにはいい迷惑、という感じがします。
保存、とは何なのでしょうか。保存は決まりましたがあの校舎、100年、200年後の日本人に伝えたいものではないような気がします。
保存されているとはいえ、金閣寺、大阪城などは、もう当時のものではないのです。伊勢神宮は、建物の耐久年数に関係なく、20年に一度建て直しています。
「保存」とはいったい何か、未来の日本人に何を残すのか、じっくりと考えてみなくてはならないのかもしれません。
機械メーカーとしては、「新しい機械を貴社から購入したのだが、旧機械がとてもいい機械だったので、ぜひわが社で保存したい」などと言われると、とてもうれしいのですが。