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2003年のつぶやき

2003年7月のつぶやき

梅雨が明けたら海開き
ここ数年は雨が少なくて、「いつ梅雨が来たのやら」という感じでしたが、今年は愛媛県も「梅雨らしい梅雨」に降られています。
7月には、各地の海水浴場で、海開きが行われます。
今のような海水浴の形になっていったのは、明治からで、それまでは、温泉のように健康のために海に入っていたようです。海で波に打たれれば内臓の働きが活発になり、健康になるので、波は真正面から受けましょう、などと海水浴方法というものがありました。
明治時代の新聞は、当時の海水浴をこのように伝えています。「女性たちは、大波が打ちつける浜辺で西洋の薄い寝巻のような着物を身にまとって海中で遊び戯れる」そして「潮風は容赦なく吹きつけ、雪の肌は黒くなり、束ねた髪が波で解け乱れる」さらに「ここ(海水浴場)以外では見られぬ風体で、行儀がいいとはいえない」と、お堅い新聞は批判的です。けれども「これも文明開化の一端か」という時代の流れとあきらめを感じさせる文章が。
その後の文章では「男女が同じ場所にいて、荒波がよせてきて思わずよろけた婦人が、手近に立っている男性にすがりついたりして、それから男女の関係が始まったりするのではないかというのは私の老婆心か」などと、よけいなお世話(笑)なことが書かれていて笑えます。
(当然ながら当時の新聞は旧文体なので、現代風に要約しました:出典『朝野新聞』1889年(明治22)8月17日・マイクロソフトエンカルタ百科事典)
明治時代、水着で海水浴をする女性に眉をひそめる人も多かったのですね。価値観というものは時代によってずいぶん変わっているようです。その価値観の変化も、最近ではころころ変わるので油断ができません。変わる価値観に眉をひそめるか、柔軟に対応するか、その選択も、今の中小企業には求められているのかもしれません。
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