今月のつぶやき
2017年1月のつぶやき
○奇跡は起きるものではなく起こすもの
年末年始の大ニュースとしてはやはり、新潟県糸魚川の大火災でしょう。
冬の乾燥と、強風、そして古い町並みや消火栓不足という悪条件が重なって最悪ともいえる事態になってしまいました。
そんな中、焼け野原に一件だけほぼ無傷で残っている家があり、話題になりました。
その家は「奇跡の一件」「奇跡の家」などと呼ばれていましたが、後の報道の取材によって、それにはちゃんとした理由があることが分かってきます。
冬の乾燥と、強風、そして古い町並みや消火栓不足という悪条件が重なって最悪ともいえる事態になってしまいました。
そんな中、焼け野原に一件だけほぼ無傷で残っている家があり、話題になりました。
その家は「奇跡の一件」「奇跡の家」などと呼ばれていましたが、後の報道の取材によって、それにはちゃんとした理由があることが分かってきます。
家の周りに、道路や広場があって、適当な空間があったことも理由の一つではありますが、家そのものの構造も延焼を防ぐことに相当役立ったということです。
屋根には隙間をなくす処理が施され、木造ではありながら、外壁は耐火レンガやステンレスで覆い、窓ガラスはワイヤー入りの二重構造。そこまでやっていたのは、以前新潟で大きな地震があったため。家主さんは、業者さんに、とにかく地震に強い家を、とお願いしました。
屋根には隙間をなくす処理が施され、木造ではありながら、外壁は耐火レンガやステンレスで覆い、窓ガラスはワイヤー入りの二重構造。そこまでやっていたのは、以前新潟で大きな地震があったため。家主さんは、業者さんに、とにかく地震に強い家を、とお願いしました。
そのため、建築費は同じ規模の住宅に比べて1.5倍ほどになったということです。
しかしながら今回のような事例を考えると、長い目で見れば安かった、ともいえる気がします。
しかしながら今回のような事例を考えると、長い目で見れば安かった、ともいえる気がします。
デフレが長く続き、つい「1円でも安いもの」に飛びつきがちですが、消耗品は別として、何年も使うものなどは、長い目で見ることも必要ではないかと、この事例では考えさせられます。