今月のつぶやき
2026年4月のつぶやき
ネットで「いいね」をもらいたい?
「人のものを見て羨ましいと感じやすい人ほど、自分が持っているもので人を羨ましがらせたい、と考える傾向にある。
このような目的に自分のお金を使うことが、実に多いように観察されるが、いかがだろうか。」
『新版 お金の減らし方』
著:森博嗣
著者がこのように問いかけてきます。
富士山のようなパフェをネットに公開したりする人がいます。素晴らしい景色が見える場所に行ったと公開する人がいます。こんな高価なものを買ったと公開する人がいます。
「想像してみてもらいたい」と著者は言います。もしネットもスマホもない世界であったら、巨大パフェを買っただろうか、その場所へ出かけて行っただろうか、高価な買い物をしただろうか、と。
ネットがない時代から、好きだからラーメンを食べ歩いて日本中を旅した、という人は確かにいました。しかし、写真を撮ってみんなに見せる道具や場所がなかったら「やっていなかったかも」と思った人は、かなりお金をもったいないことに使ってしまっていると感じます。
どうせなら「本当にやりたいこと」にお金を使った方が幸せな気がします。ネットに公開して「いいね」が欲しかった人は「それが本当にやりたかったこと」なのか、自分が心からやりたいことってなんだったのだろうかと考え直してみませんか。
悩んだ末に「写真を撮ってネットに公開して高評価をもらう」ことが自分のやりたかったことだ、と思うなら、それもいいのでしょう。そんなはずじゃなかったと思う人は、お金の使い方について、じっくりと考えたほうがよいのかもしれません。
この本のタイトルが「お金の増やし方」ではなく「お金の減らし方」というものだったので、面白いと思い手に取りました。
「減らし方」というのはつまり「使い方」について考える本だったのです。

