今月のつぶやき
2025年3月のつぶやき
カジノは怖いところです
オンラインカジノという言葉が、ニュースで流れています。
芸能人やスポーツ選手で、利用したことのある人が出ています。有名な人たちでさえ、これですから、無名な一般の人はどれだけやったことがあるのか、ちょっと想像ができません。
カジノといえば、賭博です。賭博といえば大リーグ野球選手の元通訳が違法なスポーツ賭博にのめり込んで、負けを取り返すために、選手の銀行口座からお金を盗ってしまうという事件も起きました。
人のお金を使ってまで賭博にのめり込んだ、といえば、以下に出てくるこの人です。
当時は「なんで本なんか出しているんだ」というふうに思ったものですが、やっと冷静に読めそうな気分になってきました。
『熔ける
大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』
著:井川意高
当時、散々、叩かれておりますので、今さら何か言う、ということではありません。生い立ちやいろいろな自分史を語っていますが、興味があったのはそこではなく、カジノにはまって抜け出せなくなるのはなぜなのか、というところです。
例えば、カジノで無一文になったらどうなると思いますか。服を全部はぎ取られて道端に捨てられるとか、そのようなイメージでしょうか。
カジノによっては、帰りの飛行機代とか食事代くらいは持たせて送り出してくれるらしいのです。客はその情けを受けて、またお金を都合して再挑戦をしてくるといいます。いや、怖いですね。
所持金がなくなった場合を書きましたが、なんなら簡単な用紙にサインするだけで億単位の借金もできたそうです。世界が違いすぎて頭がくらくらします。
VIP扱いともなれば、飛行機代やら一泊何十万のホテルの部屋も無料になります。その何倍もカジノに落とすから、そのくらいの経費は何でもないのです。
言うまでもなく、賭博をしている側のほうが何枚も上手なのです。完全なる庶民の私たちに対応策はほとんどなさそうです。最初から関わらない、というのが私たちができる唯一の行動なのでしょう。