株式会社伊予機械製作所のホームページ

『仕事が速い人は、「これ」しかやらない

　～ラクして速く成果を出す「7つの原則」～』

石川和男　著

　あまり内容を吟味しないまま、本のタイトルのみで買ってみた本です。ちょっと手を出してみたくなるタイトルですね。

　第一章にある、仕事が速い人の「七つの原則」はこれです。

-----------------------------------

１　あらゆることに「期限」を決めろ

２　仕事が速い人は「5秒」で動く

３　「動きながら考える力」を持つ

４　すべての仕事を「細分化」せよ

５　他人の時間を上手に使う「任せ方」

６　仕事は「時給」で考える

７　やらないことを決める

-----------------------------------

　目標を設定し、考えるよりまず手を動かし、段どりを考えて無駄なことはやらない。

　なんだかんだいっても、これが基本なのですよね、という項目が並んでいます。

　本全体では、特に「すぐ動き出せ」というのが重点的に書かれている感じです。

　朝起きたら、家のまわりをジョギングしよう、と目標を立てたとします。最初はがんばっていても、だんだん億劫になってきます。

　起きたらすぐに布団から出ないと「今年一番の寒波が来るらしいし、嫌だなあ」とか「温度が急激に変化すると体に負担があるらしいから、暖かくなる時期まで待とうかな」なんて「やらないですむ理由」を考え始めるのが人間なのだそうです。

　このような時、筆者は「ハードルを下げてもいい」としています。「毎朝ジョギング」を「せめて散歩」「外で軽く体操でいいや」くらいにすると、やる気が少しでも出ます、と。

　でも、靴を履いて外に出て体操もすれば「じゃあちょっとだけ走るか」なんて考えが変わるかもしれません。なので、少しでも「動き始める」ことが大事なのだというわけですね。

　私も、部屋の掃除は面倒くさいな、と思った時「机の引き出しがひどく散らかっているから、そこだけでも整理しよう」と始めると、ついでにあっちもこっちも、とやってしまうことがあります。

　それと似たようなことなのですね。