株式会社伊予機械製作所のホームページ

　炎天下のバスに園児が置き去りにされ、命を失うという痛ましい出来事がありました。昨年の2021年にも同様のことがあったのに「なぜ？」という気持ちでいっぱいです。

　事情を聞くと園長（運転手）は「同乗した職員がやっていると思っていた」と言い、職員のほうは「園長がやっていると思っていた」と言いました。

　この事例、職場のミスにもありがちです。

Ａ「Ｂさん、〇〇の書類できてます？」

Ｂ「え、あれはＡさんがやっていると思ってました」

Ａ「Ｂさんがやっているんじゃなかったの？」

Ｂ「え？」

Ａ「え？」

上司「納期が近いのにまだ部品の発注が出ていないとはどういうことだ」

Ａ「すみません。出したものと勘違いしていました」

上司「Ｂさんも、同じ発注部署なんだからちゃんとチェックしてもらわないと」

Ｂ「いえ、その部品の担当はＡさんだから、Ａさんがやるだろうと思っていました」

　など、ダブルでチェックしたり、たがいにコミュニケーションをとっていれば防げていたミスが思い当たるのではないでしょうか。

　報じられるニュースを見て、許せない！　呆れはてる！　信じられない！　と怒り、園の責任者に批判の声をぶつけたい気持ちはわかります。

　しかし、遠い場所の遠い事件と思わずに、身近なところで起こるかもしれないと、仕事の流れを見直すきっかけにするのも大事なことではないでしょうか。