株式会社伊予機械製作所のホームページ

　誰だって失敗はします。それは避けられません。
　失敗をすると、誰でもこう思うでしょう。

「次からは気をつけよう」
　でも、それだけでは、失敗は減らないと問いかけるのはこの本です。

 

『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか』
　　飯野謙次　著

 

　失敗が起こりやすい環境やシステムがそのままなら、いくら気をつけても、また失敗します。

 

『「ミスを起こさないために注意して作業しなければいけないしくみ」から、「注意しないでもミスが起こらないしくみ」に切り替えていく』

 

　のが大事だと主張します。

 

　たとえば筆者は、外出先で忘れ物に気がつくことが多かったそうです。そこで、持って行かなければならない大事なものは玄関に置いたりしたのですが、素通りして出かけてしまうこともあったそう。
　そこで筆者がとった対策は「忘れてはいけないものは靴の中（または上）に置いておく」というものでした。それがあると靴は履けない＝外出できない、ので絶対に気がつくというアイデアです。これでほぼ忘れ物をゼロにしたそうです。

 

　そういえば弊社でも、重要な伝達事項がタイムカードの機械に貼りつけられていることがあります。その場所は、全社員が出社と帰社の時には必ず見る部分なので、非常に理にかなったやり方だと思いました。