今月のつぶやき
2019年5月のつぶやき
◇令和がはじまる
免許証など、お役所のシステムで元号部分の変更が大変と聞いて、もう元号なんてなくしちゃえ、みたいな意見が見られます。
昭和生まれの人は、だいたい平成への元号交代を経験しています。その時に思ったものです。「ああ元号って永遠ではないんだな」と。
そのときも、手帳やカレンダーの変更などで、元号って面倒くさい、みたいな議論が持ち上がったりしていました。年明け早々だったのでなおさらです。
平成の最中には1999年から2000年になるという変更があり、西暦の下二桁だけで処理していたコンピューターのシステム変更やチェックが問題になりました。
つまり、元号などは変わってしまうもの、だと誰もが知っていたわけです。必ず数十年後には変わってしまう。
だったら、なんでワンタッチで変更できるようなシステムをもっと前から作っておかないのかなあ、と私なんかは思うわけですね。今回期間が30年もあったのです。なのに元号発表の日程がわかってから、あわてて変更処理をやっているところもありました。
これ、もっと前からならゆっくり余裕を持ってできたし、動作チェックも十分にできることだと思うんです。
数年後に必ず起こることにもあらかじめ対応できなかったりするのが人間なのでしょうか。
今後日本は、災害が増えてゆくだろうという予想もあることですし、起こることがわかっていることに関しては前もって手を打てるようになりたいものです。