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今月のつぶやき

2019年1月のつぶやき

◆心が折れないように
 
 景気の先行きは不透明。
 明るい未来を想像できずに暗い気分になったりすることもあります。
 そんな折れそうになる心を強くしたいと、こんな本を購入しました。
 
『まんがと図解でわかる
アドラー心理学式 折れない心の作り方』
宝島社
 
 でも、この本が心を折りに来るんですよ実際。
 いえ、本というよりアドラーって人がきついのですよね。慣れないと。
 とにかく一言で言うとと、身もふたもない、ですか。
 この本はアドラーではかなりの入門書的なもので、すべてを理解はしていないのですが、とにかく彼は言い訳を否定します。
 
 カラオケで歌わない人がいます。「どうして歌わないの?」とききます。
「昔、歌ったことがあったが、みんなに下手だと笑われてショックだった。だから人前で歌えなくなった」と返ってきます。「それならしかたないね」となります。が、アドラーはそれを否定します。
 今ここにいるのはそのとき笑ったメンバーじゃないし、やってもいないのだから歌って笑われるかどうかはわからない。笑われてまた傷つくんだと勝手に想像して、それで自分が傷つきたくないから、過去の失敗した経験を引っ張り出して「やらない理由」にしているんだと、そうアドラーは解釈するのです。

 多少間違っているかもしれませんが、このような感じです。
 やりたくない理由は、すべて後付け、と言うんです。
 頭では理解できるのですが、ずっと凡人で生きてきた人間には受け入れがたい理論なのですよね。
 そんな受け入れがたい内容のなかでもすっと理解できた言葉もありました。

「馬を水のある場へ連れていくことはできる。しかし、馬に水を飲ませることはできない」
 
 他人を自分の思うままにコントロールすることはできない。できるのは環境を整えてやることまでだ、という感じですか。
 勉強をする気のない子供を、むりやり机の前に座らせて、手にペンを握らせても、子供がやる気を出さないかぎり勉強はしない、ということです。
 
 アドラーの入門書で、本の半分は漫画だし、薄めの本なのに新年早々頭が疲れる本でした。
 まとめると「そう! そうなんですよ本当に。わかるんですよ!? わかるん……ですけど、あなたの言うとおりに実践するとなると、ちょっと、あの、それが……」ってなるのがアドラーなのです。
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