今月のつぶやき
2017年7月のつぶやき
○「叱る」と「怒る」
国会議員が秘書を罵倒する音声、というのが先月話題になりました。
表の顔は知的なしゃべり方だったので、その豹変ぶりに驚いてしまいます。
表の顔は知的なしゃべり方だったので、その豹変ぶりに驚いてしまいます。
きっかけは秘書のミスであったかもしれません。しかし、運転中に手を出したり、直接関係がない頭髪について、ののしったり、メロディーをつけて、からかうように嫌みを言うのは、やりすぎではないかと思います。
特に歌うような部分は何度もテレビで流されて、非常に滑稽に見えました。
感情だけで冷静さを失って怒っている人は、はたから見れば滑稽なのですね。
感情だけで冷静さを失って怒っている人は、はたから見れば滑稽なのですね。
叱る、とはなんでしょう。そこには「よい方向に導こう」という気持ちがなければなりません。話題の議員のようなことをすれば、秘書は「次は間違えないように気をつけよう」と思うでしょうか。その前に「ちくしょう、今に見ていろ。いつかほえ面かかせてやる」と恨みを溜め込んでしまいます。その結果、録音してさらしものにするという行動に出ました。
自分の上司を週刊誌に売る、というのもどうかとは思える部分もあるのですが、秘書にそうさせたのも、結局、暴言を吐いた議員なのです。