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今月のつぶやき

2021年5月のつぶやき

◇ビジネス書と成功者と武勇伝

 成功した、と言われる人が書いたビジネス書を何冊も読んでいると、似たようなエピソードに出会うことがよくあります。


『駆け出しのころは何でもやった。ときにはやったことのない仕事も「できます!」と言って仕事をとり、その後に猛勉強して、知らなかった技術を身につけて納品までこぎつけたこともあった。できることばかりやっていては限界が来る。新しいことにチャレンジしていかなければ未来はない、それにはリスクがつきまとうものだ』


 新しいことに挑戦しないと先細りになるとか、新しいことにはリスクが伴うもの、という部分は「なるほど」とも思うのです。


 でもそうやって「時には危ないこともやらなければ、私のように立派な成功者にはなれない」と言えるのは、危険な賭けがうまくいったからであって、失敗した人は、そのようなことを言うこともなく消えていったのではないかと思うのですよね。


 最初のハッタリを現実にするために頑張っても、うまくいかずに納品ができなければ「やったことがある仕事に、なんでこんなに時間がかかっているんですか」などと怒られるでしょう。真相が知られたら「あなたは、仕事欲しさに嘘をついて受注していたのですか」って当然なります。「もう二度と取引しません」だってあるでしょう。さらに「あの人、仕事を取るためなら平気で嘘をつくよ」って業界に情報が回るかもしれません。最悪の結果です。


 成功を手にした人のビジネス本には「ためになる話」と「自慢話」が混ざっているので気をつけよう、と私は思いながら本を読んでいます。


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