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株式会社伊予機械製作所

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今月のつぶやき

2018年5月のつぶやき

◆即断即決のA氏
 
A部長の場合
 
 私は即断即決の男だ。迷う時間などもったいないと思っている。
 弱肉強食のビジネス界で、AかBかと時間をかけて考えていては、他者がそのぶん先に進んでしまうかもしれない。
 いいアイデアを思いついても、メリットやデメリットを比較したり、コストを検討するなどしている間に、他者がそのアイデアを先に実行してしまうかもしれない。
 迷いなど害悪でしかない。
 そもそもAかBかでさんざん悩んだ挙句、どちらかに決めたとしても、考え抜いた末に、結局、最初の印象だけで選んだほうに落ち着くことが多い。だったら、もうひらめきで選んだほうでいいじゃないか。
 もちろん、即断即決では間違えることもある。しかし、決断の時点が早いので、間違いに気づいても、修正する時間もたっぷりあるわけだ。時間をかけて締め切りギリギリで出した答えが間違っていたらどうにもならない。
 即断即決にはメリットしかないじゃないか。
 実際、わが部署は他の部署より成果を出している。
 
 社長じきじきにお呼びがあった。もしかしたら昇進もありえるかもしれない。
「A部長」
「はい、なんでしょうか」
「君の部署ことなのだが」
「はい」
「君の部下のほうから、『うちの部長はいつも、たいして考えずにすぐに物事を決めてしまって間違いも多く、いつも自分たちがその尻拭いをさせられて、とても疲弊している』といった意見が多数きているのだが、どういうことかな」
「え? あれ?」
 
 
 同じ物事でも立場や見方が変わるとまったく違った解釈になることもありますよね。
 このA部長の場合、一度も『なぜ自分は即断即決にこだわるのか』という、上に書いたような理由を、ちゃんと部下に話していなかったのです。言わずとも分かっているだろう、と。
 まずは普段からのコミュニケーション、それが大事なのではないか、と思うのです。
 
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